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プロジェクションマッピングと言えば、建物などの静止物体にCG映像を投影するのが通常です。

Box ヘッド

というのも、そもそも物体とCG映像をピッタリと重ね合わせることによって、物体とCG映像の立体感を合わせているからです。

従って、プロジェクションマッピングにおいて、CG映像を投影する物体が “動く” というのは異例なケースと言えます。

しかし、この動画では、その投影対象が “動く” ことをテーマに作成されています。

百聞は一見に如かず。

この斬新なプロジェクションマッピングの至高の芸術作品を存分にご堪能ください。


【HD動画】BOX (5:14)



BOXについて

「Box」と名付けられたこの作品は、AdidasやAdobeなどのCMも手掛けた、サンフランシスコのクリエイティブ・エンジニアリングプロダクションBot & Dollyが、マジックから着想を得て作り出したもの。

ロボットアームに装着された2枚のパネルにプロジェクションマッピングし、投影された映像の立体感がロボットアームの動きにより魔法のように変幻してゆく。

出典:http://white-screen.jp/?p=31572

いかがでしたでしょうか。3Dプロジェクションマッピングに見慣れている方も、驚かれたことと思います。

ロボットアームに装着された2枚のパネルにミリ単位でCG映像を重ね合わせることによって、違和感を感じることなく3次元を存在させています。

3Dプロジェクションマッピングを色々と見て行くと、その大半が静止物体(例えば、壁、建物、車、など)への投影です。
ところが、この映像を見ると、投影物体も動きますし、それに合わせてカメラアングル、人間も動きます。

これだけ複雑な動きを一つの映像として仕上げるためには、相当な緻密なプランと計算が必要なのは間違いありません。

この作品を作り上げたクリエイターの皆様には、本当に畏敬の念を覚えます。

この作品を公表している「Bot & Dolly(ボット&ドリー)」には、今後も期待したいです。

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