3Dプロジェクションマッピング(Projection Mapping)という言葉をご存知ですか?
最近、東京駅や長崎のハウステンボス、関西では大阪城などで、プロジェクションマッピングを使ったイルミネーションショーが行われるようになってきました。
実在する物体とCGを組み合わせた絶妙な光の芸術を表現する手法、プロジェクションマッピングについて、調べてみました。
パッと読むための目次
プロジェクションマッピングとは
プロジェクションマッピング(Projection Mapping)とは、パソコンで作成したCGとプロジェクターの様な映写機器を用いて、建物や物体、空間などに対して映像を写し出す技術の総称を言います。
プロジェクション(=投影)に張り合わせるという意味のマッピングが組合わさった言葉であり、投影する対象と映像がぴったりと重なることで意味を持つ映写方法です。
日本では、「プロジェクションマッピング」が一般的ですが、欧米では「ビデオマッピング」「マッピングプロジェクション」、建物に対しては「アーキテクチャルマッピング」とも呼ばれています。
他には「3Dプロジェクションマッピング」「ビジュアルマッピング」という呼称もあります。
以上、wikipediaより引用(一部改変)。
プロジェクションマッピングの一例
例えば、立方体のCubeを組み合わせ、そこに映像を投射したプロジェクションマッピングの例です。
愛知工業大学で作成された映像です。
写真1: 実体として9つのCubeを使い、これに映像を投写していきます。
写真2: CG映像を映写すると、こんなに幻想的に。
写真3: エレクトリックな雰囲気に変わります。
写真2: 和テイストにもできるなど、変幻自在。
【動画】9 cubes – Projection Mapping
国内外のプロジェクションマッピングの実例
TOKYO HIKARI VISION 東京駅プロジェクションマッピング
東京駅・丸の内駅舎を大正時代の姿へ復原する工事の完成を記念し、行われた東京駅のプロジェクションマッピング。
映像や演出の素晴らしさから、YouTubeへ投稿された動画は国外でも話題となり、関連動画がどれも高い再生回数となっている。
3D Projection Mapping promoting The Tourist in Dallas
アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップの豪華競演で話題の映画『ツーリスト(The Tourist)』の3Dプロジェクションマッピングを使ったプロモーション。
まとめ
物体とCGの見事なまでの融合美、いかがでしたでしょうか。
実はプロジェクションマッピング自体の概念は、プロジェクターが販売された頃からあったようです。
しかし、本格化してきたのは、映像技術が進歩してきた最近とのこと。そして、公共機関や企業の広告として採用されることも増えてきており、国内の市場はここ最近で急速に伸びています。
今後、様々なシーンでプロジェクトマッピングによる芸術美を目にする機会も多くなるのでは?
「プロジェクトマッピング」「3Dプロジェクトマッピング」という単語、要チェックです!
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