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今年の10月1日から、水痘(水ぼうそう)ワクチンの接種が定期接種となり、無料で接種できるようになりました。

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これまでは任意接種で、病院によって異なるものの、1回の接種あたり8000円ほどの費用がかかっていました。

定期接種として接種できれば、親としては家計的にとても助かりますよね。そして、社会的にも水痘の流行が抑えられ、重症化を防ぐことができますね。

この機会にきっちりと水痘ワクチンを接種できるように、定期接種の概要について調べてみました。


水痘(水ぼうそう)とは、どんな病気???

水痘は主に子どもがかかる病気で、9歳以下での発症が90%を占めるようです。

水痘帯状疱疹ウィルスによって引き起こされ、空気感染、飛沫感染、接触によって広がり、感染から2週間ほどの潜伏期間があるとされています。

感染力が強いにもかかわらず、これまでワクチンの接種を受ける子どもが少なく、各地で流行しやすい病気です。


定期接種の対象者

1歳の誕生日前日から、3歳の誕生日の前日までの子どもが対象です。


接種回数と時期

2回の接種を行います。

2回目の接種は、1回目の接種から3ヵ月以上あけるとできますが、6ヵ月から12ヵ月ほどあけることが勧められています。


おすすめの接種の仕方

水痘はかかりやすいので、1歳なったら、MR(麻しん風疹混合)ワクチンの次に、できるだけ早く受けましょう。

MRと水痘、おたふくかぜの同時接種をする人が多いです。


 特例による経過処置

特例として、来年(2015年)の3月31日まで、3歳以上で5歳未満(5歳の誕生日の前日まで)の子どもが1回だけ、無料で接種することができます。

この場合、既に、水痘になったことがある子どもや、水痘ワクチンを受けたことのある子どもは対象外となります。

5歳未満でまだ水痘ワクチンを受けていないお子さんは、ぜひこの機会に、予防接種を受けることを検討してみてください。


おまけ

現在、2歳8ヵ月あたりのお子さんは、3歳までに2回接種できるギリギリの月齢です。この機会に早めに接種しましょう!

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