メリットもたくさんあるカーシェアリング。でも、レンタカーのように「乗り捨て」ができなかったり、チャイルドシートは準備されていなかったり、とデメリットもあります。
使い初めてから、「こんなはずじゃなかった」と思わないためにも、ここでデメリットと問題点を把握しておきましょう。
パッと読むための目次
他の利用者と使用時間が重複すると使えない場合も
カーシェアリングは使いたい時にいつでも使えるという点が売りになっています。
しかし、実際には使いたい時間帯が他の利用者と重なった場合に使えないということもあります。
例えば、子供の送り迎えに使いたい会員が複数いれば、時間帯が重なる可能性が高いですし、週末のレジャー用に使いたいという場合には、他の方と重なる可能性は高いと言えます。
各ステーションで、使用可能な台数に違いがある
画像引用:http://www.car-share.net/know-more/parking.html
上記のデメリットと重なる部分ですが、使用可能な台数は少ないのに利用希望者が多いカーステーションの場合には、なかなか予約が取れず、使いたい時に使えない可能性があります。
細かく車種が選べない
カーシェアリングのデメリットとして、「車種が選べない」という点があります。
細かく言うと、軽自動車か小型自動車程度の選択はできますが、ワンボックスやトラックなどの大型タイプの車種を用意しているカーシェアリング会社はまだ少ないです。
とは言っても、そもそも、カーシェアリングはマイカーにあまり執着していない方や、すでにマイカーはあるけれど、一時的に使いたいという方をターゲットにしているので、車種はあまり問題にならないと私は思います。
長時間運転する場合などは、もちろん車種も重要になると思いますが、その場合はレンタカーを使えば良いでしょう。
ということで、この点は多くの方にはデメリットではないかしれません。
サービスエリアが限定されている
画像引用:カレコ公式ブログ http://blog.careco.jp/421
カーシェアリングは都心部を中心に普及はしてきているものの、広くサービスが定着しているわけではありません。
カーシェアリングのメリットはクルマの所有コスト削減ですから、まずは土地が高い都心部から広げていこう、ということになります。
現在サービスエリアは広がりつつありますが、もしかしたら、お住まいの近くにカーステーションがないかもしれません。
月額基本料金がかかる
カーシェアリングは家計に優しい点がメリットですが、月額基本料金がかかるので、全く利用しない方にとっては割高になる可能性があります。
カーシェアリングは、短時間の用事を頻回にこなす時に最適な選択肢なので、例えば、月1回家族旅行にクルマを使いたいという場合には、レンタカーの方がgoodです。
返却が遅れた場合、無断超過分の料金は2倍に
予約開始時間~返却時間までが利用時間となるため、渋滞等に巻き込まれた場合を想定して、プラス1時間程度の余裕を見て予約するなどの細かい気遣いも必要となります。
無断超過分は通常利用料金の2倍になる可能性があるので、返却時間を越えそうな場合にはパソコンや携帯で延長手続きをとる等の対応が必要です。
前の使用者が綺麗に使っていない場合がある
レンタカーのように毎回点検整備・清掃された状態で貸し出されるわけではないので、利用者間のモラルが問われる面もあります。シェアするからこそのデメリットです。
このあたりを煩わしく感じる人には、レンタカーのほうが気楽かもしれません。
チャイルドシートは自分で持ち込む必要あり
ジュニアシート(4歳〜10歳)はトランクに用意されている会社が多いのですが、チャイルドシートは自分で持ち込む必要があります。
従って、4歳くらいまでの小さな子どもがいる家族は手間がかかることになります。
私も子供がまだ1歳未満ですので、この点はデメリットだなと感じています。
乗り捨てができない
カーシェアリングは、そのカーステーションの近場の会員でクルマをシェアするサービスです。
従って、レンタカーのような乗り捨てができない点がデメリットになります。
同様に返却先も変更できません。基本的に出発したカーステーションに返却することになります。
そもそも乗り捨てが必要なケースを考えてみると、帰ってくるのが大変に感じるような長距離移動をする場合が多いと思いますので、必然的にレンタカーという選択肢になると思います。
そういった点で、カーシェアリングとレンタカーの棲み分けはできていると私は思います。
まとめ
以上をふまえて、カーシェアリングのデメリット・問題点を簡単にまとめます。
① 地域と時間帯によって、使えないケースがある
② 必ず出発地のステーションに予約時間内に返却する必要がある
③ 前の使用者が綺麗に使っていない可能性がある
④ チャイルドシートは自前で用意する必要がある
どんなサービスにもデメリットはありますから、あとはそれをふまえて、どう活用していくかですよね。
みなさんがカーシェアリングのサービスを使う際に、これらのデメリットが参考になれば嬉しく思います。
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デメリットの一つに、乗った時に気づくしかないのですが「ガソリンがほぼ空」というケースです。乗り始めたらエンストするかもと警戒しつつ、近くのスタンドまでたどり着けるか不安な経験をしました。ガソリンの管理は利用者ということですが万が一エンストし立ち往生したらと想像するとぞっとします。レッカーの費用も自腹です。それ以後、予約は最短にして乗ってから延長することにしています。8時間の予約をして乗ったらガス欠の場合キャンセル出来ないのです。