この記事の所要時間: 143

原子力ムラについて、古舘伊知郎氏も自らの進退を賭けた発言をしていました。
imgres

報道キャスターですら、自由に発言できない事実。
そこでの古舘伊知郎氏の勇気ある行動を紹介します。


古館氏の進退を賭けた発言(動画から抜粋)

この番組に関して 後悔することがあります
1つ目は、牧場の主の方に 何とか無理を言ってでも あの 牛の墓場を 撮影して 皆様に お届けするべきだったと 今考えています
私たちは物を喰らって生きています
しかし この生き物が育てられていく現場 そしてその現場で
今、大変悲惨なことが起きているという
それをテレビは避けずに 直視して 皆様に見てくださいと
私は 言う勇気を持つべきだと 今後悔しています

そして 2つ目の後悔は原発に関してです
報道ステーションでは スペシャル番組として去年の12月28日の夜
原発の検証の番組をお送りしました
津波で原発が壊れたのではなく それ以前の地震によって一部 第1原発の どこかが損壊していたのではないかという その追求をしました
今回このスペシャル番組で その追求をすることは できませんでした

原子力村というムラが存在します

都会はこことは違って目映ゆいばかりの光に溢れています
そして もう一つ考えることは 地域で 主な産業では なかなか暮らすのが難しいという時に その地域を分断してまでも 積極的に原発を誘致した そういう部分があったとも考えています
その根本を 徹底的に 議論しなくてはいけないのではないでしょうか 私はそれを 強く感じます
そうしないと 今 生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません

私は日々の報道ステーションの中でそれを追求していきます
もし 圧力がかかって 番組を切られても
私は それはそれで本望です
また 明日の夜 9時54分に 皆様にお会いしたいです
おやすみなさい


古館が語った決意 報道ステーションSP・2012年3月11日

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます