お屠蘇って、そもそもどんな意味や由来があるのか?意外に知らなかったりしますよね?
お屠蘇の意味・由来にはじまり、作法(順番と飲み方)、そして、お屠蘇の作り方(レシピ)をまとめてみました。
パッと読むための目次
お屠蘇の意味・由来
お屠蘇は、一年の邪気を払い、無病息災と長寿を願って元旦および三が日に飲む祝い酒です。
もともとは、山椒や桔梗(ききょう)などの生薬が入った「屠蘇散」を清酒やみりんにひたして作った薬用酒を、延命長寿を願って飲んだという中国の風習が伝来したのが始まりです。
「屠蘇散」は現在でも薬局や酒屋で購入できますが、好みのお酒で代用しても構いません。
お屠蘇の作法(順番と飲み方)
初日や神棚、仏壇などを拝んだ後、家族全員が揃って新年の挨拶をし、雑煮の前にお屠蘇を飲みます。
お屠蘇をいただくときは、若さにあやかる意味で、年少者から、もしくは長寿にあやかる意味で年長者から順番に飲むのがしきたりです。
次に飲み方です。
順番が来たら、男性は片手で、女性は両手で受け取って飲みましょう。
お屠蘇の作り方とレシピ
酒、みりん、あるいは酒とみりんを合わせたものをベースにします。
みりんを加えることにより、甘さと口当たりがよくなり、家族全員が飲めるようになります。
■ 作り方とレシピ
1、用意したお酒やみりん300ml程度に
2、屠蘇散のティーパックを大晦日の晩に浸す。
3、テイーパックを元旦に取り出す。
もう少し詳しく知りたい方は、以下のクックパッドのレシピをご参照ください。
手軽にお屠蘇のレシピ
クックパッドで詳細を確認する: http://cookpad.com/recipe/1676110
本格的なお屠蘇のレシピ
クックパッドで詳細を確認する: http://cookpad.com/recipe/1316616
まとめ
お屠蘇には生薬が含まれており、単なる祝い酒ではなく、健康にもとても良いお酒です。
私たち日本人が伝えてきたお屠蘇の習慣は、家族の健康と精神的な絆を保つうえで、これからも子供や孫の世代にも伝えていきたい行事の一つであると思います。