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あ、この牛乳、賞味期限が3日も切れている。。飲んでも大丈夫かな?

賞味期限, 消費期限

と、誰しも自分の冷蔵庫にある食品を見て迷ったことがあるのではないでしょうか?

1日くらい期限切れでも大丈夫だろう、と思ってお弁当を食べたところ、お腹を下してしまった、、というエピソードもあるかもしれません(ちなみに、お弁当の期限は消費期限と言います)。

私に関しては、学生時代に賞味期限が半年切れている「にしん」をソバに入れて食べたことがあるのですが、普通になかなか美味しかったです。

ということで、なんとな〜く切れても大丈夫そうな賞味期限と、切れたらダメそうな消費期限の違いについてまとめてみました。


賞味期限とは?その意味とは?

賞味期限は「劣化が比較的遅い」食品に表示されるものです。

この「劣化が遅い」というのは、簡単に言うと6日以上保存できるような食品や加工食品のことです。

例えば、スナック菓子、かっぷ麺、レトルト食品、缶詰などは分かりやすいと思います。
また、冷蔵すれば1週間以上保存がきくような牛乳、バター、ヨーグルトなども「劣化が比較的遅い」食品に含まれます。


消費期限とは?賞味期限との大きな違いとは?

「消費期限」は、「劣化が速い」食品に表示されます(賞味期限と比較すると分かりやすいですね)。

この「劣化が速い」というのは、おおよそ5日以内にわるくなるもののことです。つまり、すぐに腐ってしまうような食品のことですね。

例えば、弁当、そうざい、洋生菓子、生めん、調理パン(サンドイッチ)などが挙げられます。生ものが多い印象です。

まあ、1週間前に買ったお弁当を食べるのは、感覚的にもちょっと避けたいですよね。だって、腐ったものに当たってお腹を壊しそうですから(とは言いつつ、学生の頃は私は気にせず食べてたりしましたが^ ^)

話が逸れてしまいましたが、要するに、消費期限が切れた商品を食べると『ちょっと危険』なのです。

これが消費期限と賞味期限の大きな違いです。

消費期限は「安全に食べられる期限」を目的に表示しているんです。

一方、賞味期限は「おいしく食べられる期限」です。


開封したか未開封かに要注意

さて、ここまでで賞味期限と消費期限の違いは分かっていただけたかと思います。

でも、一つだけ注意点があります。

両方とも、「開封していない状態」で「保存されている」場合の期限を表しているという点です。

例えば、牛乳であれば「開封」してしまったり、「常温」保存してしまっていたらこの期限通りにはいかないということです。

よく書かれている『開封後はお早めにお召し上がりください』という言葉はこれを意味しています。

なぜかと言うと、食品の腐敗(発酵)は「酸素」に触れることで加速するからですね。

ということで、この2つの期限を上手く使いながら、美味しく食品をいただいていきましょう。

最後にご参考として、独立行政法人農林水産消費技術センター 表示指導課のサイトリンクを紹介しておきます。

賞味期限と消費期限について図解を用いながら分かりやすく書かれているので興味をお持ちでしたら読んでみてくださいね。

「食品の『期限表示』について」(独立行政法人農林水産消費技術センター 表示指導課)

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